フィヨルドの熊手2010年版
武運長久、開運、商売繁盛の神として信仰される日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っている鷲(おおとり)神社。全国の鷲神社では11月の酉の日に酉の市と呼ばれるお祭りをやっていて、そこに商売繁盛にご利益があると言われてる「縁起熊手」を売る露店が立ち並びます。
二年前、実家の近くの鷲神社の酉の市へふらっと遊びに行った際、一緒に行った人たちにそそのかされて僕も熊手を買ってしまいました。
その後、熊手について調べてみたところ、
- 熊手は酉の市に鷲(おおとり)神社で買う。
- 酉の市は11月の酉の日に行われる(2010年は11月7日と11月19日)。
- 毎年同じお店で買わないといけない。
- 昨年よりも大きい熊手を買わないといけない。
- 熊手は福徳をかき集める、鷲づかむという意味が込められている。
- 熊手を購入する際は熊手屋さんとの価格の交渉も楽しむ。買った(勝った)まけた(負けた)と言い交わすらしい。
- まけてもらった分をご祝儀として熊手屋さんに渡すことを「粋な買い方」とする人もいるらしい(まけてもらっても結局プラスマイナスゼロ)。
- 購入が決まったら、その購入する店のスタッフ(熊手屋さん)が集まって威勢よく「家内安全・商売繁盛」と拍子木を鳴らしたり、手打ち石をガシガシやったり、手を打ってくれたりする。これを「手締め」と言う。
- 帰りは、来年の酉の市までの1年間、より大きな福をかき込んでくれるように願って、熊手を正面に向け高くかかげて歩く。
…とのことでした。
なんてこった。
「毎年同じお店で買わないといけない。」
「昨年よりも大きい熊手を買わないといけない。」
どうやら熊手を買ったが最後、これから毎年買い続けなくてはいけないようです。
しかもどんどん大きいもの(つまり値段が高い)を買わなくてはならないし、同じ店で買わなくてはいけないので、毎年実家の側の鷲神社まで行かなくてはならない。
で、今、フィヨルドでは昨年の11月に購入した二代目縁起熊手が飾ってあります。
ちなみに初代はこれ。
初代のは猫が付いててお気に入りだったのですが、二代目を買う際、僕が望んでたサイズのもので猫が付いているものがなく、猫が付いてなきゃイヤだ、とダダをこねたら、二代目の熊手に接着剤で猫を付けてくれました。嬉しいんだけど、なんか縁起物に接着剤が登場するとありがたみが減少するなぁ。
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